ノルウェーの海岸を特徴づけるフィヨルドをトロムソ周辺で体験しようと思うなら、郊外バスに乗って、鯨島へ出かけてみることをお勧めします。鯨島はフィヨルドが入り組んだ複雑な地形をしており、フィヨルドの規模は小さいものの、短時間でフィヨルドの様々な面を見ることができる格好の場所です。

 

注意 : 郊外バスは、市バスに比べて本数が極端に少ないので、時間に余裕を持っていくことが必要です。滞在期間が短く、時間に余裕がない方は弊社でご案内いたしますので、ご相談ください。

 

カルフィヨルド (Kaldfjorden)

鯨島への橋を渡り、市バスの南端のターミナル(Eidekjosen)へ向かいます。街から郊外バス(400番台)のバスならそのまま、市バス(42番) でターミナルへ向かった場合はここで郊外バス(425番)に乗り換えます。もしくはターミナルから徒歩でカルフィヨルドの水際へ行くことも可能です。フィ ヨルドは沖に向かうにつれ東西方向から南北方向に向きを変え、フィヨルド左岸に大蒼人(Store Blåmann)の堂々とした姿を望むことができます。

アーシュフィヨルド (Ersfjorden)

 カルフィヨルド左岸沿いに進み、道が左へカーブし、上りきったところでアーシュフィヨルドが現れます。氷河の残る山々に囲まれたアーシュフィヨルドは絶 景で、オーロラの写真家も好んで訪れるところです。フィヨルドに向かって下りていき、道が分岐するところを右へしばらく進んでいくと、カフェがあり、コー ヒーを飲みながらゆっくりと景色を楽しむことができます。郊外バス425番。

1月末のアーシュフィヨルド。オーロラ撮影の人気スポットです。
1月末のアーシュフィヨルド。オーロラ撮影の人気スポットです。

グロットフィヨルド(Grøtfjorden)

 アーシュフィヨルド入り口を通り過ぎさらにカルフィヨルド沿いを進んで大蒼人の横を通っていきます。その後、道は一旦フィヨルドから離れ、湖の脇を通りぬ けると広々とした水平線が目に入ります。道は海へ向かって下って行き、グロットフィヨルド村(Grøtfjord)への分岐へ差し掛かります。グロット フィヨルド村には砂浜があり、波の立たないフィヨルドとは対照的に大洋から浜に打ち寄せる波が新鮮に感じられます。グロットフィヨルドへ村へは行かず、海岸沿いをさらに道を進んでいき、道は左へと曲がりフィヨルドの中へ入っていきます。フィヨルドの奥にはバス停がないので、手前で下車してフィヨルドの奥まで歩いていきます。ここはアーシュフィヨルドの裏手にあたり、氷河を間近に見ることができます。郊外バス425番が走っていますが、運行本数が少ないので、トロムソからの日帰りはできません。

グロットフィヨルドから沖のVengs島を望む
グロットフィヨルドから沖のVengs島を望む

カットフィヨルド(Kattfjorden)

 カルフィヨルドからアーシュフィヨルドへ向かう途 中、水際から谷間へ向かう道に入ります。峠を越え、道が下りに入る頃にフィヨルドが見えてきます。カッ トフィヨルドの奥は北フィヨルド(Nordfjord)と南フィヨルド(Sørfjord)に枝分かれしており、特に南フィヨルドは狭くて視界が乏しく閉 塞感がありますが、フィヨルド沿いに曲がりくねった道を夏島(Sommarøy)の方へ進んで行くと視界がひらけ、大洋とフィヨルドのコントラストを満喫 することができます。郊外バス422番。

 

スクルスフィヨルド(Skulsfjorden)

  スクルスフィヨルドはカルフィヨルドの先端にある入り江といった感じのフィヨルドです。鯨島の橋を渡ってからカルフィヨルドとは反対の方角、北側(橋を 渡って右手)、へ向かい、しばらく水際を走った後、谷間を上っていく道へ入ります。小さな湖を越えて少しすると道は下りとなり、カルフィヨルドの先端、スクルスフィヨルドへと降りていきます。郊外バス426番。