氷河とフィヨルドで知られるノルウェーは、東部の雄大な森林地帯、西部の険しい山岳地帯、北部のツンドラ地帯など地域によって自然の姿が大きく変わります。フィヨルドに縁どられた入り組んだ海岸線と氷河の残る山々のコントラストはすばらしく、手つかずの大自然が市街地のすぐそばに広がっているので、アウトドア体験には絶好の地と言えます。さらに、北ノルウェーには先住民であるサーメ人の文化が色濃く残っており、フィンランドからの移民によるクバーネ文化、バレンツ海経由でのロシアとの交流から生まれたポモール文化など、多様な文化が入り混じったところでもあります。

 ロムサトレッキングは、北極圏の自然に触れ、地元の文化を体験するための旅のお手伝いをしております。ツアーガイド・宿泊手配などは行っておりませんが、ご要望に応じた旅の企画、現地情報の提供・アドバイスを行っております。

 北極圏ノルウェーでは、森林限界 が約400mと低く、日本の高山に匹敵する動植物が人家の庭先や浜辺で見ることができ、軽い散歩で高山の雰囲気を楽しむことができます。登山やスキーの経験がなくても、スノーシューを履いてオーロラを眺めながら冬の森を歩いたり、真夜中の太陽を浴びながら市街地近くの林や丘陵を散策したりなど、北極圏の自然に直に触れその魅力を満喫することができます。サーメ人によって放し飼いにされているトナカイは、柵の中で餌を与えられているわけではなく、野生のように野山を自由に歩き回っています。ときには、車道に出てきて交通渋滞の原因になることもありますが、車窓からトナカイを間近で見られる機会でもあります。

バイキング時代と同様な方法で作られる干鱈
バイキング時代と同様な方法で作られる干鱈

 ノルウェーは千年以上の歴史を持つ、ロフォーテン諸島の鱈漁によって国家を築いた漁業立国です。近年、徹底した管理漁業で水産業を持続可能な産業として発展させました。石油産業の台頭により、水産業による国家収入の割合は大きく減少しましたが、北ノルウェーにとっては水産業はいまだに重要な産業であり、漁場に影響を与える油田開発の是非は大きな社会議論に発展しています。ロフォーテン諸島をはじめ、北ノルウェーの海岸線では、合理化された漁労体制のもと、伝統的な漁労風景が見られ、中世の漁村文化の面影をいまだに垣間見ることができます。